出席全員であります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――
○(
名古屋豊委員長) 協議に入ります前に、
市民部長から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。
○(
藤井市民部長) 本日は何かと御多用の中、
市民福祉常任委員協議会を開催いただきまして誠にありがとうございます。本日御協議をお願いいたします案件は、三条市
大崎会館条例(案)についてと
まちなかの
にぎわい創出のための
公共施設の活用についての2件でございます。
三条市
大崎会館条例(案)につきましては、旧
大崎中学校の
体育館及び
武道場を改修し、地域における多様な活動の
活性化を促すための拠点として三条市
大崎会館を新たに設置したいというもので、その条例案について御説明させていただき御協議をお願いするものでございます。
また、
まちなかの
にぎわい創出のための
公共施設の活用については、令和4年度の新
図書館供用開始後における
歴史民俗産業資料館及び現
図書館の機能を拡充または変更するために三条市
歴史民俗産業資料館条例の改正を行いたいというものでございますが、本日はそれらの関係する
公共施設を活用してどのように
まちなかの
にぎわい創出を図っていくかの構想について御説明を申し上げ、御協議をお願いするものでございます。
なお、これまで新
図書館こと
図書館等複合施設に関しましては、
鍛冶ミュージアムや
科学教育センターといった市議会各
委員会の所管に係る案件でもありますことから、
市民福祉・
総務文教・
経済建設連合協議会での御協議をお願いしてきたところでございますが、今般の案件は
まちなかの
にぎわい創出ということで、行政においては
市民部の所管に係る案件でありますことから
市民福祉常任委員協議会での御協議をお願い申し上げるものでございます。
説明につきましては、
地域経営課長と生涯
学習課長が行いますのでよろしくお願い申し上げます。
――
――――――――――――――――――――――――――――――
○(
名古屋豊委員長) これより協議に入ります。
――
*――*――*――*――*――*――*――*――*――*――
(1)三条市
大崎会館条例(案)について
○(
名古屋豊委員長) 初めに、三条市
大崎会館条例(案)についてを議題といたします。
説明をお願いいたします。
○(
山田地域経営課長) それでは、三条市
大崎会館条例(案)について御説明申し上げます。恐れ入りますが、お手元の
市民福祉常任委員協議会資料ナンバー1を御覧ください。1の制定の趣旨でございますが、地域における多様な活動の
活性化を促すことを目的とし、その拠点とするため三条市
大崎会館を設置することから、本条例を制定するものでございます。
2の制定の内容でございます。(1)といたしまして施設の名称は三条市
大崎会館とし、位置については三条市西大崎二丁目27番33号に定めるものでございます。また、(2)の分館の設置でございますが、施設の名称は三条市
大崎会館分館とし、位置については三条市東大崎二丁目14番9号に定めるものでございます。(3)でございますが、会館の管理を
指定管理者に行わせる旨及び
指定管理者が行う業務の範囲を定めるものであります。次に(4)及び(5)でございますが、開館時間は午前9時から午後10時までとし、休館日は12月29日から翌年の1月3日までと定めるものでございます。(6)はそれぞれ1時間当たりの
利用料金を定めるものでございます。まず、
大崎会館でありますが、
体育館は1,000円、
武道場、
多目的室はそれぞれ500円、大
会議室、小
会議室はそれぞれ300円でございます。次に
大崎会館分館でありますが、大
集会室は500円、講義室は300円、和室、
料理実習室はそれぞれ200円でございます。また、営利又は営業を目的とする使用につきましては、それぞれの金額の10倍を徴収するものでございます。(7)は、本条例の制定に伴い
大崎公民館を廃止し、
大崎会館分館として設置するとともに、
大崎公民館保内分館を
中央公民館の分館とする三条市
公民館条例の一部改正を行うことを附則で定めるものでございます。
次に、3の
制定条例案につきましては、裏面のとおりでございます。
4の
施行期日につきましては、規則で定める日とするものでございます。
なお、施設の概要につきましては別紙に記載のとおりでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
――
――――――――――――――――――――――――――――――
○(
名古屋豊委員長) これより質疑を行います。
○(小林
誠委員)
大崎会館ということですが、
公民館と会館の違いってどういうことになるのかお聞きしたいんですけど。
○(
山田地域経営課長)
公民館につきましては、生涯学習を根幹に主に
社会教育法に基づく事業を運営するものでございますが、
大崎会館につきましてはそれらの機能のほか、
地域づくり活動や
地域交流の拠点としての機能も併せ持つ施設として設置させていただくものでございます。また、有事におきましては
避難所としての機能も有しておりまして、そうしたことから名称は
公民館というものを用いず、
大崎会館とさせていただいたものでございます。
○(小林
誠委員) 今まであった
大崎公民館が
大崎会館分館になって、
公民館を廃止するということなのね。どういう理由から
公民館を廃止するんですか。
○(
山田地域経営課長)
大崎会館にソフト的な運用も含めて
大崎公民館の機能を持たせますので、
公民館としての
大崎公民館は廃止させていただくものでございます。
○(小林
誠委員)
公民館と会館の機能って法的に違ってくるんですか。ただ名前が違うだけですか。
○(
山田地域経営課長)
公民館は基本的には
社会教育施設として
社会教育法の下で運用されていくものと考えております。今般設置する施設はそれより幅の広い、それらを包含した機能を持つ施設と御理解いただければと思います。
○(小林
誠委員) 幅広の機能を持たせるということだけれども、逆に言うと今ある
公民館、分館で老朽化が進んでいるところもあるわけですが、それもこういう形で
公民館から何とか会館と機能を変えていくこともあるんですか。
○(恋塚生涯
学習課長)
経営戦略プログラムには
公民館が古くなってきたときの方向性が出ておりますけれども、どちらかというとそういう方向感で考えてございます。
○(小林
誠委員) 施設の中について聞きます。基本的に
大崎会館って今まであった
大崎中学校の
体育館をそのまま使うということで、特に中の改造はしないんですか。
○(
山田地域経営課長) 変更は一部ございます。図面で申し上げますと、
会議室棟の1階部分はもともと
視聴覚図書室と更衣室、
用具置場、教材室となっておりました。そこに玄関や間仕切り、
トイレ等を設置いたしまして、
多目的室、
事務室、
会議室等を整備する
改装工事を行わせていただきます。
体育館に関しましては
耐震工事を行いまして、通常は
体育館としての
使い方ができますし、有事の際には
避難所として活用できる形で整備いたします。
○(小林
誠委員) そもそも
体育館は足りないから需要があると思うんですけれども、
武道場については需要があるのは分かるんだけれども、利用される予定というか頻繁に使われるということで
武道場を残しているんですか。
○(
山田地域経営課長)
武道場につきましては、平面図のとおり柔道場と剣道場と書いてございますけれども、片や
フローリング張りで、片や畳敷きになっております。現況は変わりませんけれども、
フローリング、畳それぞれの用途があろうかと思いますので、
指定管理者のアイデアの下で有効に活用していただけるものと考えております。
○(小林
誠委員) すぐ近くに
大崎学園があって、ここよりちょっと広い
武道場があるわけですよね。多分地域の会合なんかもやっていると思うんですが、そうするとここはあまり使われないんじゃないかという感じがするんだけれど、その辺も検討された上での
武道場の設置なんでしょうか。
○(
山田地域経営課長) 設置と申されますけれども、現実には既存の施設をそのまま利用するものでございます。
窓ガラスの入替えが必要ということで、その部分はコストをかけますけれども、あとは既存のまま利用するものであります。先ほど申し上げました有事の際には
体育館のほかにも
避難所としての役割とか、先ほど申しました
フリースペースとしての使い道を御検討いただきつつ運用していくものでございます。
○(
藤井市民部長) 補足させていただきます。今ほどの
地域経営課長の説明のとおりでございますが、
武道場といたしましてはまだ使えるということで、余計なお金は使わないで機能は残していくと。ただ、
フローリング、畳張りということで地域の集会等広い場所として使える、また
避難所としても
有効活用ができるということでこの形態のまま残させていただくものでございます。
○(小林
誠委員) 何でそんなことをぐだぐだ言うかというと、
武道場って2階ですよね。今まで学校として使っていたときには、例えば1階で会議をやっているときに2階の
武道場を使うことは多分なかったと思うんです。今度
大崎会館という
使い方をすると、夜の時間帯に
多目的室とか大
会議室を借りたときに、2階で剣道や柔道をやっているとかなり振動が来るので、1階の
多目的室とか大
会議室を使っている人たちから文句が出るのではないかと考えられるんですよね。そうするとこの
武道場はもうちょっと考え方があったんじゃないかと思うんだけれど、その辺のことを検討された上での今の話なんでしょうか。
○(
山田地域経営課長) 改修前の図面をつけていなくて申し訳ございませんでした。
武道場はおっしゃるとおり2階でして、1階はもともと
視聴覚図書室という
スペースでございました。
大崎中学校として使われていたときにおきましても、恐らく下の
図書室、上の
柔剣道場を同時に使っていたタイミングもあったかとは思うんですけれども、
特段支障はなかったと理解しております。運用に当たりまして支障が出るということがあれば、何らかの調整が必要になろうかと思いますが、前提として従前の利用では支障がなかったということで、そのままの利用を考えているところでございます。
○(森山
昭委員)
利用料金についてお聞かせ願います。
営業を目的とする使用についてはこの表の10倍の
利用料金を徴収するとあるんですが、この10倍の根拠は何でしょうか。
○(恋塚生涯
学習課長) 10倍の根拠でございますが、新
経営戦略プログラムにおきまして、営利または営業を目的とする使用に対し税を投入することは適当ではない上、民間の
類似施設より低額で貸し出すことは
民業圧迫となるため、
当該施設の
使用料金の10倍の額の
使用料を徴収すると定めております。それを根拠として策定しております。
○(森山
昭委員) 民業を圧迫する可能性もなきにしもあらずということで、かなり高めの設定ですが、今ほかの施設でも
営利目的の許可が出ているはずです。そちらとのバランスはどうでしょうか。
○(恋塚生涯
学習課長) まず、
三条市外の状況でございますが、
営利目的での
公民館の
使用料を通常の1.5倍から10倍程度に設定しているところが全国的に多いです。
次に、
三条市内のほかの施設との関係でございますが、昨年度できました
体育文化会館の
営利目的での使用につきましては、料金が3倍となってございます。なぜこちらは3倍で、今回は10倍なのかでございますが、
体育文化会館につきましてはアリーナ、
マルチホール等を兼ね備えたスポーツ、
演芸等質の高い
興行等も開催できる施設であることから、多数の
興行等に使用されることを狙いとして貸室の料金の割増しを通常の3倍としてございます。
公民館につきましては、飲食や物販の出店が可能というわけではございませんので、なかなか利用される方もいないですし、
公民館の本来の
利用者層は残りますので、民間が入ることによって地域の方々が利用できなくなることを防ぎたいという思いがございます。あとは新
経営戦略プログラムのとおり今回は10倍とさせていただいているところでございます。
○(森山
昭委員) 新しくできた
体育館が3倍で、ここは10倍ということですけど、10倍というとかなり高額という感じがするんですけど、どの程度の利用を見込んでいるんでしょうか。
○(恋塚生涯
学習課長) 数というのは想定が難しいところでございますが、一番はどちらを優先するのかであると考えております。民間の方にどんどん使ってもらって収益を上げていく、ただ、その代わり本来使っていただきたい地域の方々がなかなか使えなくなるというのは残念でございます。地域の方に利用していただくことを一番に考えてございます。そういったことも踏まえて今回10倍にしてございます。ただ、民間がどれぐらいの数入ってくるのかというと、今そういったことをほとんどやっておりませんので、これからの周知によって
中央公民館や
東公民館などの大きいところは利用があるのかなと認識してございますが、そうでもないところになりますとたくさん手が挙がってくるとは考えてございません。
○(森山
昭委員) 最後にしますけど、これからほかの施設でも
営利目的の利用が可能になってくると思うんですが、今の状態を見ますと
大崎会館が10倍で、
体育文化会館が3倍ということですけれど、施設によって
利用料金が
ばらばらになるということなんでしょうか。
○(恋塚生涯
学習課長)
ばらばらといいますか、やはり新
経営戦略プログラムの10倍が基本になります。
ただ、
体育文化会館のようにホールを持っており、
コンサート等のイベントにより外からの集客が見込めるような施設についてはたくさん利用していただきたいということで3倍という設定になってございます。施設によって2倍、5倍があるということは考えてございません。
○(
西川重則委員) 関連で聞くんですけれども、今の答弁だと施設によって3倍、10倍と言われるんですが、その料金の決定はどこで行ったんですか。
○(
山田地域経営課長)
利用料金の設定に関しましては、基本的には
受益者負担額を類似の施設から求めさせていただきまして、そこに
利用制限のある、なしによる負担を乗じて、また、部屋の面積等を基に算出させていただいております。
○(
西川重則委員) そういうことじゃなくて、
体育文化会館は3倍で、
大崎会館が10倍だと、こういう定率じゃない
利用料金の設定は
公民館審議会とかいろいろあるんでしょうけど、どこで決められたのかということを聞いたんです。内部で皆さんで決めたんですか。
○(
藤井市民部長) 現在
営利目的での
通常料金に掛ける乗率については、例えば3倍を
体育文化会館の
理事者原案として
市民福祉常任委員協議会で御説明し、お諮りする中で議会で御決定いただいております。
○(
西川重則委員) いろんな
協議会や
審議会ではなく、内部でそれぞれの基準に基づいて決定されたということなんですね。
○(
藤井市民部長)
体育文化会館についてはそのとおりでございますが、
市民等の意見をお伺いする期間があれば、もちろんそちらにも御説明させていただいて、御意見を承るという手順かと思っております。
○(
西川重則委員) ちなみに、現在ある
井栗公民館や
中央公民館、
本成寺公民館などは
公民館法に基づいて設置されていて、これらの施設の
営利目的による貸出しの
利用料金は
大崎会館同様に10倍なんですか、それとも貸し出していないんですか。
○(恋塚生涯
学習課長) 現在、各地区
公民館含めて
営利目的での貸出しはしてございません。今回は、そういったのも貸出しするということで、条例の中の営利のところを削らせていただいて、その部分での貸出しにつきましては全て10倍で考えてございます。
○(
西川重則委員) じゃ、
中央公民館は
営利目的での貸出しは過去になかったですか。
○(恋塚生涯
学習課長)
営利目的ではございません。
○(
西川重則委員) もし貸し出す場合は、
中央公民館も10倍ということで決まっているんですね。
○(恋塚生涯
学習課長) 全ての
公民館について10倍ということで今回上げさせていただいてございます。
○(
西川重則委員) 今まで
中央公民館において
営利目的での貸出しは想定していないものだから、基準は設けていなかったわけですね。
○(恋塚生涯
学習課長) おっしゃるとおりでございます。三条市の条例の中で
営利目的で貸すという部分がございませんで、貸さないという条例がございました。それを今回取るという形でございます。
○(
西川重則委員) それは後でまた聞きますけれども、
小林委員の
公民館と会館の位置づけでちょっと聞くんですが、
体育文化会館は
公民館設置条例とか法律とは全く別の性質の施設なんですよね。
大崎公民館を廃止して
大崎会館分館になるに当たって、
公民館の法律とは全く別の施設になるんですか。
○(
山田地域経営課長) おっしゃるとおりでございます。
公民館条例から外れる施設ということになります。
○(
西川重則委員) そうすると、
大崎会館は
公民館事業とは全く別の性質の建物になるんですか。
○(
山田地域経営課長)
言葉足らずで申し訳ございません。名称こそは
大崎公民館ではなくなってしまいますが、
大崎公民館のいわゆる生涯
学習機能は新しい施設でも続けられるように当然事業を整えてまいります。そのほかに先ほど申し上げた
地域づくり活動などが付加されたものが1つの箱の中に入るイメージでお考えいただければと思います。
○(
西川重則委員) よく分からないんだけれど、
財産区分や所管の異動はないんですか。
公民館の条例に含まれているみたいですけれども、改めて
体育文化会館みたいな別途の条例を制定しなければならないような性質のものなんですか。それとも今示されたように
公民館条例一くくりで進めることができるものなんですか。
○(
藤井市民部長)
地区公民館機能を新しい施設に移転すると御理解願いたいと存じます。さらに
行政主導ではなく、ソフト、
ハードともに地元で地域のニーズに沿った
コミュニティー拠点として使っていきたいという要望もございましたので、そのようにしたいと思っているところです。
公民館機能を実質的に移転するということで、生涯
学習事業として
もより地域のニーズに直結したものが展開可能と思っています。しかしながら、行政的にどういったインターフェースとなっていくのかという所管の問題が御指摘のとおりあるわけでございます。それにつきましては例えば
地域コミュニティーについては今は
地域経営課の所管、
公民館事業については生涯学習課の所管ということになっておりますし、生涯
学習事業あるいは
公民館事業については
公民館運営審議会という組織もあるところでございます。こういったところの連携をどのようにしていくのかについては、きちんと検討させていただいて進めていきたいと思っているところでございます。
○(
西川重則委員) 議会までに我々にも分かりやすいような形で整理してもらえればと思います。お願いします。
○(
長橋一弘委員) 質問ではないんですけど、最近年を取って耳が遠くなったこともあるんですけど、答弁者によって語尾がはっきりしない人がいらっしゃる。ですから、そのときはマスクを取って答弁するか、もしくは語尾をもっとはっきりしゃべっていただきたい。要望でございますんで、
委員長さんひとつ御判断いただいて御指示いただければ幸いです。
○(
名古屋豊委員長) 今そのような指摘がありましたので、皆さん、心がけて御答弁いただければと思います。マスクについては、一応
飛沫防止という観点がありますので、基本的にはマスクをつけながらだと思いますが、今の
長橋委員の御指摘を受けながら、はっきりと御答弁いただければと思います。
○(
名古屋豊委員長) ほかにございますでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
以上で質疑を終了したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(
名古屋豊委員長) 御異議がありませんので、以上で質疑を終了いたしました。
――
*――*――*――*――*――*――*――*――*――*――
(2)
まちなかの
にぎわい創出のための
公共施設の活用について
○(
名古屋豊委員長) 次に、
まちなかの
にぎわい創出のための
公共施設の活用についてを議題といたします。
説明をお願いいたします。
○(恋塚生涯
学習課長) それでは、
まちなかの
にぎわい創出のための
公共施設の活用について御説明申し上げます。恐れ入りますが、お手元の
資料ナンバー2を御覧ください。まず、1ページを御覧ください。これまで4回開催してまいりました、
まちなかの
にぎわい創出円卓会議における議論を踏まえて簡単に取りまとめた
まちなかの
にぎわい創出に向けた取組でございます。図面の中で、新
図書館と
体育文化会館とを結ぶ黄色に着色してある
エリアを魅力ある
小路エリア、新
図書館、
歴史民俗産業資料館及び
中央公民館などを含む緑色に着色してある
エリアを
空き家活用拠点エリア、また、その内側に薄い赤色で着色してある
エリアを歩いて回遊する
環境づくりエリアと位置付けそれぞれ取組を進めてまいりたいと考えております。それぞれの
エリアにおきます主な取組の例は記載のとおりでございます。加えまして、左側の中ほどに記載してございます空間としての場の
魅力向上につきましては、
まちなかの
公共施設そのものの
魅力向上を図るものでございますが、写真のとおり
中央公民館ロビーや
八幡公園のリニューアルを進めてきたものでございます。この中で新しい
図書館が完成した後の
歴史民俗産業資料館及び現在の
図書館の
使い方につきまして、次のページからお示ししてございます。
2ページを御覧ください。令和4年度に予定しております新
図書館供用開始後における
歴史民俗産業資料館につきましては、これまでの機能を充実させ、三条の
先人たちが築いたものを伝承していく三条市の歴史、文化に親しみ郷土愛を醸成する三条市のアーカイブを担う
基幹施設として充実を図ることとしたいと考えております。これと併せまして、現在の
図書館につきましても
歴史民俗産業資料館別館として
名誉市民顕彰の場などとして活用してまいりたいと考えております。中ほどのイメージ図及び下段のスケジュールを御覧ください。令和4年度の新
図書館の
供用開始後に
歴史民俗産業資料館及び現
図書館の1階、2階を改修し、令和5年度から新たな
歴史民俗産業資料館及び別館として活用していく予定でございます。なお、現
図書館の3階につきましては現在の
使い方のまま
閉架書庫として活用してまいります。
3ページを御覧ください。左上に
歴史民俗産業資料館及び別館の施設の活用の考え方を記載してございます。1点目といたしまして、
展示内容を見直し、
伝統行事やまちの由来に加え、
ものづくりの視点及び八十里越など三条市の独自性があるものを取り入れ、より三条市らしさにこだわったものとする。2点目といたしまして、三条市の誇りである名誉市民の顕彰の場とするとともに、三条市にゆかりのある人物を紹介し、これに関する常設展示及び企画展示も行う。3点目といたしまして、三条市関連芸術家などによる展示など美術館的機能を持たせる。4点目といたしまして、歴史、文化に自ら触れるとともに、作ることもできるワークショップの場を設けるというものでございます。なお、図面につきましてはそれぞれの展示場所などのイメージをお示ししたものでございます。
4ページを御覧ください。新
図書館と周辺施設、関連施設の連携につきまして御参考までにお示しするものでございます。真ん中の少し上の黄色く着色した部分になりますが、
まちなか交流広場につきましては、パークアンドウォークの拠点として
まちなかの情報発信や施設間で連携した回遊イベントを実施するとともに、魅力的な飲食や洗練された居心地の良さにより気軽に立ち寄ることができ、知らず知らずのうちに交流と学びの世界へ誘導する役割を持たせることを考えております。
また、直営及び
指定管理者による
にぎわい創出の担い手が施設間で連携しながら、
まちなかの施設それぞれで取り組めることとしております。点線で囲っておりますのは、科学教育や鍛冶などそれぞれ類似する分野を扱う施設ごとで連携した取組を行うことをお示しするものでございます。指定管理の範囲につきましては右下に記載のとおりでございます。
最後に、こちらも参考資料になりますが5ページを御覧ください。新
図書館と周辺施設の活用につきましては、新
図書館に目線を向けた際にこれまでの
図書館利用者だけではなく、これまでの
図書館だったら訪れることのなかった人、例えば居心地の良い空間を求めて訪れる人や魅力的な食事を求めて訪れる人など、学び以外の目的の方も
図書館に来館されることが想定されます。どちらの方々にも中ほどの緑色の部分でお示ししております
図書館自体の機能の向上、場の魅力、興味、学びなど
図書館に来たら意識しなくても体験できることを提供することにより、リピーターになっていただいたり、新たな興味により周辺施設への回遊を促したりすることをイメージしているものでございます。下段の図は、施設を利用される方の一日の過ごし方の例をお示ししたものでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
――
――――――――――――――――――――――――――――――
○(
名古屋豊委員長) これより質疑を行います。
○(
西川重則委員) 今の説明を聞きますと、資料4ページの諸橋轍次記念館ともこうやって連携しながら事業を進めるということなんですけれども、40億円の
図書館をお造りになるわけですから、55億円もかけた
体育文化会館との連携をもう少し密にして位置づけを強め、この辺の連携をもっと強力にすることによって機能の効果を高められたほうがいいんじゃないかと思うんですけれど、そういうことはあまり考えられなかったんですか。
○(恋塚生涯
学習課長) おっしゃるとおりだと思います。確かに新しくできた
体育文化会館とこれからできる新
図書館をうまく連携させることによって、人の動きもそうですし、発表する場の活用もそうですし、多くの可能性を秘めていると思います。ここに記載していることが全てを網羅しているわけではございません。また円卓会議でも議論させていただきますし、今いただいた御意見は大切なことだと思いますので、改めて意識してつくり込んでいきたいと考えます。
○(
西川重則委員) それから、地域の
公共施設の連携みたいな形で整備されて、拠点
エリアということで協議されるんでしょうけれども、新しい複合施設が完成するまでにこれらに係る事業費は全体で幾らぐらい見込んでいるんですか。
○(恋塚生涯
学習課長) 大変申し訳ございません。今は額全部を言うことができませんけれども、おっしゃるとおり
図書館を造る費用だけでは当然ございません。ステージえんがわに係る費用もありますし、民間企業が入ってカフェをやられていたりとか、各種
まちなかのにぎわいの創出に向けて市が主催しているイベントもございます。そういったものを全部足し上げていくと、実際にどれぐらいの額で、にぎわいを創出させていくんだということは確かに大事なところでございます。改めまして、今現在の形で
まちなかの
にぎわい創出に向けて、今申し上げたイベント等を合わせるとどれぐらいの費用になるのかというのは計算した上でお知らせしたいと思います。
○(
西川重則委員)
体育文化会館から始まって、296億円を使い切る大型プロジェクトと理事者側は言っていますね。残りの50億円弱を
図書館等複合施設に使うんだと。ということは、296億円の範囲の中でこれらを整備することによって事業が完結するという意味なんですか。
○(恋塚生涯
学習課長) 基本的には今おっしゃられたトータルの中で収まるという形でございます。
○(
長橋一弘委員) 大変分かりやすい資料で、なるほどなという思いを強くしました。ただ1点、頭の片隅に入れておいてほしいんだけど、あまりにも外来語、英語が多過ぎる。アーカイブ、コンテンツ、アイデンティティー、ワークショップ、レファレンスサービス、ストレスフリー、コラボレーション、リニューアル。分かる人は分かるんだけど、分からん人は全くぴんとこない。親切というのは、日本語表記を括弧書きにしてできる限り入れるようにしてください。かっこいいんだけど、分かっているようで分かっていない人も多いんです。ということをひとつ実行していただければありがたいなと。
以上です。答弁は要りません。
○(
名古屋豊委員長) ほかにございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
以上で質疑を終了したいと思いますが、御異議ありませんか。